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公開日
2024-05-29
最終更新日
2024-05-30
街でよく⾒かける不思議な存在「スナック」コロナ禍以降リアルなコミュニケーションを求める方たちが、気軽に⾏けてキャバクラよりリーズナブルということもあり、スナックが密かなブームとなっています。
ただ、「どんな店かよく知らない」「初めてだと⼊りづらい…」と、遠慮している⽅も多いはず。
スナックマップ担当者もそのひとりでした。
夜の街を歩くと燦々と輝く不思議なネオンの看板を目にしますよね。
「あの看板はなんなんだ?」「看板の店はどんなところなんだ?」と気になったことがある人はたくさんいるはず。
今回はスナックがどんなお店なのか、なんでスナックっていうのかという記事です。
そもそもスナックは、開業に関する許可が必要なく届出だけでOKな業態だそうで、正確な分類はないのだそう。
ただ、タウンページの「スナック」という分類を見てみると全国になんと10万軒存在するそうです。
10万軒と聞いてもピンとこない...なんて方もいると思いますので、参考までに
居酒屋8万軒、コンビニ6万軒と街でよく見かけるコンビニより軒数が多いんです。
これ以上の業態となると不動産屋12万軒、美容室23万軒とかなり絞られた業態しかありません。
繁華街にはもちろん、小さな街、山間部、海沿いどこにでもある身近な存在といえますよね。
そう聞かれることが非常に多いのですが、実は「スナック」に明確な定義はありません。
なのでその質問を聞かれた際には、多くのママやスナック好きの大人達が言うようにこう答えています。
「ママがいてカウンター越しに接客する店」
スタッフとお客さんの位置関係はひとつのポイントで、スナックは基本的に接客営業の許可が無いので、もしお店にソファなどがあっても隣には座りません。
ここがキャバクラやクラブとの大きな違いです。
またガールズバーはスナックと同じように基本カウンター越しで接客をするお店ですが、料金設定が大きく異なります。
これについては話しが脱線するので、こちらの記事を参照してください。
では、スナックとは何なのかと言うことですが、その名称の生まれに関係してきます。
文字通り、「軽食」(=snack)に由来するのが「スナック」です
スナックの前身は「スタンドバー」というお店でした。
1964年の東京オリンピック開催を機に風向きが一変。
多くの外国人が来日することもあって風俗営業への取り締まりが厳しくなり、深夜営業が難しくなりました。
深夜喫茶やスタンドバーは、深夜まで音楽をかけて踊るなど騒音や不良がたまる場所として問題視されていた。
以上のことから「スタンドバーなどのお酒を提供する業態は営業させない」と法律が改正されました。
そこで、お店側も策を講じて「スナック」つまり、軽食を出すという「スナックバー」という形式で対抗。
「飲むだけの店」ではなく、「食べる店」ならば深夜まで営業できるでしょう?
これが現在のスナックにつながります。
スナックの軒数が多いのはどの都道府県だと思いますか?
何においてもかもしれませんが、やはり「東京都」が1番多いです。
続いて2番目が「北海道」「大阪府」「福岡県」と続きます。
人口に対してスナックの軒数が多いのはどうでしょうか?
やはり「東京都」ですかね?
これが何と違うんです。
1位は「宮崎県」某47都道府県を紹介するテレビ番組でも紹介される程、スナックが身近で熱い街なんです。
その後は2番目の青森県を除いて「沖縄県」「長崎県」「高知県」と続くので暖かい地域のスナックが熱いと言えます。
観光ついでに地方のスナックを巡る。
そんな夜があってもいいかもしれませんね。